身近な酉の市(阿見町)

阿彌神社(阿見町)酉の市にて

 

当ホテルから阿見町方面へクルマで10分弱―阿彌神社の酉の市に行ってきた。もちろん、商売繁盛を祈願して熊手を買うためである。

 

正面の鳥居から本殿までおよそ200メートルであるが、その本殿に向かってすぐ右手に熊手を売る店があった。屋号「栄商」さんである。年配のご主人と、そのほかに揃いの半纏を着た若衆が数人に加えてきれいな娘さんもいる。正に活気に満ちているという、こういう雰囲気がとても好きだ。

 tori1

熊手のサイズはいろいろとある。もちろん、値段は大きさによる。店の中でもひときわ目を引くのが正面奥に飾ってある特大サイズのもので、値段は50万円もするという。しかも、すでに売約済みでることに重ねて驚いた。それでも、昔はもっと大きな熊手があったそうだ(今ではあまりに大きなものは職人が作らなくなったとのこと)。

 tori3

さすがに50万円というわけにはいかないが、手ごろな大きさの熊手を手に入れた。すると、栄商の皆さんが拍子木を使って手締めをしてくれる。それがなんとも気持ちよい。

 tori2

栄商さんはこれから三の酉(27日)に合わせて浅草に向かうというが、来年もこの地に来てくれるという。ぜひ来年も熊手を購入したいと思った。

意外な名瀑 「鳴滝」

 

茨城県で生まれ育ち、現在も日々この県で生活しているが、いつも思うことがある。

ずばり、この県は平地が多い。山間部といえるのは県の北部に集中している。その中にあって奥久慈は県下有数の観光スポットであり、日本三名瀑に数えられる袋田の滝がある。ただ、県北以外に山塊が全くないかといえばそうではなく、言わずと知れた筑波山から八郷・笠間にかけての山も意外に(?)深い。

 

過日、そんなことを考えながら石岡の市街から笠間方面へ向けて国道355号線にクルマを走らせていると、思いがけず「鳴滝」の看板を見つけた。一度は通り過ぎたが、どうしても気になった私は、すぐに道路沿いのコンビニの駐車場にクルマを停めた。

思えば、休日にこれといった予定もない。すぐにクルマを返した。そこから看板に従って走らせること15分―最後は細くて急な坂道になったが、鳴滝は県道140号線からずいぶんと奥に入った山肌に懸かっていた。滝の横の駐車スペースは木立に囲まれちょっとした深山幽谷の気配もある。祀られているお不動様の雰囲気もいい。

narusize

久しぶりに日常を忘れた30分間だった。