茨城県つくば市で古代土器 発見!!

2012年2月24日(金)
つくば島名熊の山遺跡で墨書土器860点 東日本初の「尋」木簡も

県教育財団は23日、つくば市島名の島名熊の山遺跡の発掘調査で、奈良時代の集落の水場から県内最多となる約860点の墨書土器が出土したと発表した。須恵器や土師(はじ)器の坏(さかづき)や高台に「川」「西」「殿」など82種類の文字が書かれており、同財団は「屋号のようなものを示すもので、力のある主催者のもとで複数の集団が集まって祭祀(さいし)を行っていたと考えられる」と説明。また「嶋名」と書かれた土器もあり、同遺跡のある大字名が奈良時代から使われていたことが明らかになった。

墨書土器は約200平方メートルの範囲の水場でまとまって出土。さらに、そのそばにある井戸跡周辺から、布の長さを示す「長三尋(ひろ)一尺七寸」と記された木簡を発見。税として納める布に付けたと考えられる。「尋」の単位が書かれた木簡の出土は東日本では初。同財団は「朝廷が日本全体を一つの国としてまとめていたことが分かる。古代の行政システムの一端を知る貴重な手掛かり」と話した。

島名熊の山遺跡は、同市南西部を流れる東谷田川右岸の標高13〜24メートルの台地上から低地部に立地。島名・福田坪一体型特定土地区画整理事業に伴い、昨年4月から3月までに3558平方メートルを調査している。同遺跡に隣接する島名本田遺跡の調査結果も発表された。

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