【 ニーチェが残した7つの言葉 】

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ビジネスパーソンの指針になりそうなので、

ちょっと、ピックアップしてみました。

ニーチェの名が今なお世界的に知られているのは、

彼の洞察力が鋭いからである。

急所を突くような鋭い視点、力強い生気、不屈の魂、

高みを目指す意志が新しい名文句とも言える短文で発せられるから、

多くの人の耳と心に残るのである。

「己について」「喜について」「生について」「心について」「友について」「世について」「人について」「愛について」「知について」「美について」と、

テーマごとに分けられた書に目を通してみれば、その魅力はすぐにわかるはず。

初版が発行されたのは2010年の1月ですが、

すでに110万部を突破しているという事実にも充分納得できます。

己について」から7つをを引き出してみましょう。

 1.自分への尊厳

自分はたいしたことがない人間だなんて思ってはならない。

それは、自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。

そうではなく、最初に自分を尊敬することから始めよう。

まだ何もしていない自分を、まだ実積のない自分を、人間として尊敬するんだ。(中略) それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。

自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。

(『力への意志』より)

2.自分を知る

自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやりすごすべきではない。

自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、

どういう心の癖があり、どういう考え方や反応をするのか、よく知っておくべきだ。

(『曙光』より)

3.自分を遠くから

おおかたの人間は、自分に甘く、他人に厳しい。

どうしてそうなるかというと、

自分を見るときにはあまりに近くの距離から自分を見ているからだ。

そして、他人を見るときは、あまりにも遠くの距離から輪郭をぼんやりと見ているからなのだ。

この距離の取り方を反対にしてじっくりと観察するようになれば、

他人はそれほど非難すべき存在ではないし、

自分はそれほど甘く許容すべき存在ではないということがわかってくるはずだ。

(『さまざまな意見と箴言』より)

4.行動で示せ

人から信じてもらいたければ、言葉で自己を強調するのではなく、行動で示すしかない。

しかも、のっぴきならない状況での真摯な行動のみが、人の信に訴えるのだ。

(『漂泊者とその影』より)

5.自分を見つけたい人に

自分がどういう者であるか理解したい人は、

次のような問いを自分に向け、真摯に答えてみればいい。

これまで自分が真実に愛したものは何であったか?

自分の魂を高みに上げたものが何であったか?

何が自分の心を満たし喜ばせたか?

これまでにどういうものに自分は夢中になったか?

これらの問いに答えたとき、自分の本質が明らかになるだろう。

それがあなた自身だ。

(『ショーペンハウアー』より)

6.機嫌よく生きるコツ

不機嫌になる大きな理由の一つは、

自分のなしたこと、自分の産んだことが人の役に立っていないと感じることだ。

だから、不機嫌な老人がいる。

一方で輝く青春の真っ只中にいる若い人たちが不機嫌なのは、

自分が社会の中で生産的な存在になることがまだなかなか難しいからでもある。

したがって、いつも機嫌よく生きていくコツは、

人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。

そのことで自分という存在の意味が実感され、これが純粋な喜びになる。

(『人間的な、あまりに人間的な』より)

7.「~のために」行わない

どれほど良いことに見えても、「〜のために」行うことは、卑しく貪欲なことだ。

誰々のためにであろうとも、何々のためにであろうとも、

それが失敗したと思えるときには相手、

もしくは事情や何かのせいにする心が生まれるし、

うまくいったと思えるときには自分の手柄だとする慢心が生まれるからだ。

つまり、本当は自分のためにだけ行っているのだ。

けれど、純粋に能動的な愛から行われるときには、

「〜のために」という言葉も出てくることはない。

(『ツァラトゥストラはかく語りき』より)

このようにひとつひとつが簡潔で、しかもどこからでも読めるため、

ちょっと時間ができたときに開いてみるには最適。

7つの言葉

なにげなく開いたページから、

思いもよらないヒントを見つけ出すことができるかもしれません。

装丁も美しく、ずっと手元に置いておきたいと感じさせてくれる一冊。

きっと役に立つはずです。

<プラザ荒川沖> ⇒  http://www.arakawaoki.co.jp/

 

茨城の土壌細菌から生まれた薬が、世界の人々の命を救う!!

臓器移植に光を投げかける新薬を、ニューヨークタイムズ紙も絶賛!

茨城県の筑波山で採取された土壌の中に棲む細菌から、世界中でたくさんの人たちの命を救う薬が誕生しました。その薬は、茨城県つくば市に研究所を持つアステラス製薬が開発した「プログラフ」という免疫抑制剤。臓器移植の際に免疫システムが引き起こす、拒絶反応を抑える効果を持つ薬です。1991年12月に国内で申請し、1993年6月に新発売。それ以降欧米などで順次発売され、2010年9月末現在で96カ国で販売されています。

タクロリムスの結晶

この免疫研究関係の新薬開発プロジェクトが発足したのは1970年代の中頃。土の中に棲む微生物から新薬の種を発見するため、アステラス製薬は国内各地の土壌調査を実施しました。その調査の一環として1983年に茨城県の筑波山からサンプルを採取。そして1984年、持ち帰った筑波山の土壌サンプルから、プログラフの薬効成分であるタクロリムス(FK 506)生産菌が発見されたのです。

しかし、新薬を完成させることは簡単ではありません。さまざまなハードルを乗り越えて、新薬の販売にこぎ着けるまでは最低でも10年はかかると言われています。その第一歩が、どのような製剤で投与すれば、一番効果的なのかを見極めること。少ない分量でも効き目を示すタクロリムス(FK 506)は、血液中にどのくらい薬剤がとけ込んでいるか測定する方法がなかったため、同じ条件での実験を繰返しデータを集め、一番治療効果が高く副作用の少ない製剤を選択しました。そして、飲み薬としての錠剤と注射用アンプルの2種類が創られたのです。

その後、1986年に国際移植学会で千葉大学の落合講師がタクロリムス(FK 506)の実験データを発表。1989年には米国ピッツバーク大学のスターツル教授により初の臨床応用有用性が確認され、人体への投与が可能になりました。そして同年、英国キングスカレッッジの肝臓医 Dr ウイリアムスより外交ルートを通じて英国保健省から日本の厚生省(現・厚生労働省)に緊急輸出の要請があり、まだ未発表ではありましたが人道的見地から提供し患者に投与されました。

そしてついに、1989年10月18日、アメリカの新聞ニューヨークタイム科学面のトップニュースに「臓器移植における新薬のグレートサクセス」という見出しが踊りました。これは臓器医療において全米でも主導的な立場にあるピッツバーグ大学で、タクロリムス(FK 506)が臨床試験に使用されたことを報じる記事。そして現在では世界の移植医療の現場でグローバルスタンダードとして広く使用されています。

微生物に秘められた不思議な能力が、新しい薬を生み出す

新薬の開発は、人間の力だけでできるものではありません。自然界に宿る秘められた力が必要です。その力の一つが、土の中に棲む微生物。タクロリムス(FK 506)も、筑波山の土壌に棲む放線菌の代謝物から創られました。このような自然界の宝物を発見するため、現在、アステラス製薬は日本国内のみならず、東南アジア地域など諸外国と協定を結び探索を行っています。

こうして、さまざまな地域の土壌をサンプリングするのには理由があります。環境が異なると生息する微生物の種類に違いが見られるからです。そこで、これまでに探索対象とされていなかった地域や、多種類の微生物が生息していることが期待できる地域を重点的に調査。また、土壌に棲む微生物以外にも、水中に棲む微生物や昆虫にまで対象を広げ、新薬開発の手がかりを探しています。

土壌の採取は、最初に開発したい薬があって行われる場合もありますが、それはごく稀な一部のケース。ほとんどが採取された細菌や微生物に応じて新薬の開発は行われます。具体的には数万株単位の微生物を収集し、それらを純粋に種類分けして増やしサンプルを作成。そのサンプルでさまざまな実験を行い、薬になる可能性があるかどうかを慎重に調べます。

このようにして開発された薬は他にもあります。その一つが、真菌感染症治療に効果のあるキャンディン系抗真菌剤「ファンガード」。福島県いわき市の木戸川流域の土壌より分離されたカビから、強い抗真菌活性のもつ化合物を発見し、その化合物を元に合成改良して創製されました。

創薬のためのアプローチとしては、自然界の微生物(細菌、カビ、放線菌など)から薬を作り出す「醗酵技術」以外にも、化学反応を利用して薬を作り出す「低分子合成技術」、ヒトが生来もつ免疫反応を利用して薬を作り出す「抗体医薬技術」などがあります。それらの技術を駆使して、患者を病から救う新しい薬の開発が行われています。

茨城県つくば市を研究拠点として、世界初の新薬開発を推進する

アステラス製薬は、2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して誕生した日本最大級の製薬会社です。現在、茨城県に設置された研究拠点は、つくば研究センター(茨城県つくば市)、つくばバイオ研究センター(茨城県つくば市)、高萩合成研究センター(茨城県高萩市)の3カ所。特につくば市には合併前から、旧山之内製薬・旧藤沢薬品工業ともに創薬を担う研究所をもっていました。

また、茨城県やつくば市は科学の振興について積極的で、研究が行いやすい環境が整っていることも研究施設を設置した理由の一つ。茨城県のつくば市は、筑波大学をはじめ産官学の研究所が多く設置され、世界最先端の科学施設と交流が容易にできることも新薬開発には大きなメリットになっています。高エネルギー加速器研究機構との共同研究では、放射光科学研究施設でのたんぱく質X線結晶構造解析など先端科学との融合が新薬の開発に大きく役立っているのです。

その他にも、郊外型研究所として自由な発想が生まれやすい緑豊かな自然環境。さらに、本社や開発部門がある東京と快適なアクセスを実現するつくばエクスプレスの開通など、充実した交通インフラも大きな魅力のひとつです。

アステラス製薬は、2007年12月に買収した Agensys 社、2010年に買収した OSI 社など、さまざまな研究所と連携しながら新薬開発のための研究を行っています。また、アレルギー、自己免疫病、がんなどの主要な疾患領域で治療に有望な化合物の創出や安全な移植医療の確立を目的に、京都大学と「次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点」を設置して研究を実施するなど、病気で苦しむ人たちが本当に求める新薬の開発を行っています。

そして、つくば研究センターでは、最先端の設備・技術を取り入れ、革新的で有用性の高い薬づくりに向けて、創薬研究力をさらに強化。2011年5月には、自然界の生物や微生物などが作り出す天然の物質から薬の元となる化合物を探す「醗酵研究」を行う新研究棟も完成しました。このようにつくばを研究拠点として、茨城発、世界初の新薬の研究開発が推進されているのです。